売却価格セルフ診断
査定額は、単純な売上規模ではなく「再現性」と「引継ぎ可能性」で決まります。特に整備工場や地域密着業種では、オーナー依存と許認可管理の差が価格に直結します。 このセルフ診断では、売却前に整えるべき論点を5軸で可視化し、改善優先順位まで判断できる形にしています。
5軸100点の診断フレーム
各項目を20点満点で自己採点し、合計点で準備度を判定します。
収益性(20点)
診断ポイント: 営業利益率の安定、月次の季節変動、実態利益の把握
改善アクション: 一過性費用を分離し、再現性ある利益を説明可能にする
継続性(20点)
診断ポイント: 主要顧客依存、契約更新時期、解約リスクの見える化
改善アクション: 上位顧客比率の低減計画と契約継続根拠を整備
人材体制(20点)
診断ポイント: キーパーソン依存、現場責任者層、引継ぎ可能性
改善アクション: 業務手順を文書化し、権限移譲の進捗を示す
運営品質(20点)
診断ポイント: クレーム率、再購入率、稼働率など業種KPIの安定
改善アクション: KPIの推移と改善アクションを時系列で説明
実行性(20点)
診断ポイント: 許認可・契約・監査・未払残業等の法務労務リスク
改善アクション: DDで突かれる論点を先に開示整理しておく
スコア判定の目安
- ・80〜100点: 売却準備は高水準。条件交渉を主軸に進めるフェーズ
- ・60〜79点: 案件化可能。弱点2〜3点を先に補強すると価格が安定
- ・40〜59点: 早期売却は可能だがディスカウントが出やすい状態
- ・39点以下: まず3ヶ月程度で基礎整備し、再診断後に本格打診
業種別で差が出る論点
自動車整備工場
認証/指定、整備士体制、入庫の再現性、鈑金比率と保険案件依存を重点確認。
ホテル・民泊
稼働率、ADR、OTA依存、運営体制、賃貸借契約や許認可の承継可否が鍵。
建設業
許可区分、主任技術者、元請比率、案件継続性、未成工事リスクを精査。
調剤薬局・歯科
処方箋枚数/患者継続率、人材シフト、医療連携、法令遵守体制が重要。