行政書士法改正 特設ページ補助金コンサルタントの方へ

補助金コンサルタントの皆様へ:業務範囲の見直しが必要です

補助金申請書類の作成代行は、名目・報酬形式を問わず行政書士以外には禁止。「コンサル料」「成功報酬」の名目でも同様です。

補助金コンサルタントと行政書士法改正2026|申請書類作成禁止・行政書士との分業体制

最終更新: 2026年5月 / 東京法務パートナーズ行政書士事務所

2026年1月1日施行の改正行政書士法により、補助金申請書類の作成を報酬を得て行うことが 明確に禁止されました(第19条)。「コンサルティング料」「手数料」「成功報酬」など 名目を変えても同様です。

また両罰規定(第23条の3)により、担当者だけでなく法人も処罰対象となります。 補助金コンサルティング会社として事業を継続するためには、 行政書士との適切な分業体制の構築が急務です。

規制の対象となる補助金の種類

官公署に提出する補助金申請書類の作成は、以下を含む全補助金で規制の対象です。

事業再構築補助金(後継補助金含む)経済産業省・中小企業庁へ提出
ものづくり補助金中小企業庁へ提出
IT導入補助金中小企業庁へ提出
小規模事業者持続化補助金商工会議所・商工会へ提出
東京都各種補助金・助成金東京都・東京都産業労働局等へ提出
TOKYO戦略的イノベーション促進事業東京都産業労働局へ提出

※ 国・都道府県・市区町村を問わず、官公署に提出する全ての申請書類が対象となります。

禁止行為の具体例

補助金申請書類・事業計画書の作成代行

経済産業省・中小企業庁等に提出する申請書類を代わりに作成すること

「コンサルティング料」名目での書類作成対価の受領

コンサルと書類作成を一体で請負い「コンサル料」として報酬を得る行為

「成功報酬」に書類作成が含まれる契約

採択後の成功報酬に書類作成費用が実質的に含まれる場合も対象

補助金申請書のフォームへの入力代行

jGrantsなどのシステムへの入力を代行して実質的に書類を完成させる行為

「記入サポート」「添削」の名目での実質的な代筆

ほぼ全文を作成して「チェック」「サポート」と呼ぶ場合も違法

引き続き補助金コンサルタントが行える業務

  • 補助金制度の説明・情報提供(申請書は作らない)
  • 補助事業の戦略立案・事業計画のコンサルティング(書面に落とすのは申請者・行政書士)
  • 採択後の補助事業の実施支援・報告書類の経営面でのアドバイス
  • 行政書士が作成した申請書類に対して経営面のアドバイスを行う(書類作成は行政書士)
  • 補助金の公募情報の収集・提供・解説

※ 事業計画の「内容についてのアドバイス」と「書類への落とし込み(作成)」の境界線は実務上難しい判断を伴います。 行政書士との明確な役割分担の取り決めが重要です。

当事務所の提案:行政書士との業務提携(アライアンス)

代表の竹本は、補助金コンサルティング会社の社外顧問を現在及び過去に務めた実績があります。 補助金業界の実務を熟知した上で、貴社との最適な分業体制を設計します。

補助金コンサル(御社)

  • ✓ 補助金制度の情報提供・選定支援
  • ✓ 事業戦略・方向性のコンサルティング
  • ✓ 採択後の事業実施・報告支援
  • ✓ 顧客との関係構築・フォローアップ

当事務所(行政書士)

  • ✓ 補助金申請書類の作成・申請代理
  • ✓ 事業計画書・経費明細書等の作成
  • ✓ jGrants等への入力・提出代行
  • ✓ 審査傾向を踏まえた採択率向上

貴社の既存の顧客に対して行政書士サービスを提供する際の「社外顧問型」「業務委託型」 どちらの契約形態にも対応しています。 収益モデルの再設計もあわせてご提案します。

よくある質問(FAQ)

Q. 補助金の「申請書類」には事業計画書も含まれますか?
A. 補助金申請のために官公署(経済産業省・中小企業庁等)に提出する書類であれば、申請書本体・事業計画書・経費明細書・見積書など全てが対象となります。補助金コンサルタントが報酬を得てこれらを作成することは行政書士法違反となります。
Q. 成功報酬型でも違法になりますか?
A. はい。支払い形式(前払い・後払い・成功報酬)にかかわらず、報酬を得て書類を作成すれば違法です。「採択されたら20%頂く」という契約で書類作成を行っていた場合も違反となります。
Q. 行政書士と組んで仕事をすることはできますか?
A. はい、適切な役割分担のもとで協業は可能です。補助金コンサルタントがコンサルティング・事業戦略立案・事業実施支援を担当し、申請書類の作成は行政書士が担当する形が適法です。当事務所では補助金コンサルティング会社との業務提携(アライアンス)を歓迎しております。
Q. 行政書士との提携で収益性は維持できますか?
A. 書類作成部分を行政書士に委託することで、コンサルタントは本来の付加価値(戦略立案・事業支援)に集中できます。書類作成のコスト増は料金体系の再設計で対応可能です。また、行政書士との提携により、申請書類の品質向上・採択率向上という付加価値を顧客に訴求できます。詳細は個別にご相談ください。

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