
就労支援・障害福祉・グループホーム向け
補助金・助成金活用ガイド
就労継続支援・就労移行・グループホーム・農福連携の立ち上げでは、補助金の有無より先に、資金繰り・指定(届出)・人員配置の見通しが必要です。 補助金は後払いであり、交付決定前の発注は原則避ける必要があります。採択・受給は保証しません。
この類型のポイント:施設整備の中心候補は社会福祉施設等施設整備費補助金(自治体・年度で変動)。 サブは空き家活用(自治体)・持続化(広報・Web)・IT導入・農福連携(農林水産省系・要確認)。 開業後は障害者雇用・人材開発助成(社労士連携)を追加確認。
1. この類型の事業者プロフィール(一般化)
事業類型
就労継続支援A/B型、就労移行、生活介護、共同生活援助(グループホーム)、農福連携等
開業の生命線
指定(届出)・サービス管理責任者等の人員配置・物件・消防建築・運転資金
補助金の位置づけ
後払いの一部回収。先に資金繰り・指定・人員の見通しを固める
主な制度候補
施設整備費補助(自治体)+持続化・IT導入・農福連携・雇用助成(要確認)
資金の前提
交付決定前発注禁止。自己資金または融資で先払いできる計画が必須
併走
事業計画・指定手続(advisor)、採用(jobs)と一体設計
よくある誤解:「自治体補助金ですぐ開業費が出る」「空き家があれば必ず使える」とは断定できません。 制度名・対象施設・年度は自治体ごとに異なり、不採択・要件不一致もあり得ます。
2. 開業の困りごと → 制度の当て方
「補助金が出れば開業できる」と思っている
福祉系施設整備補助は自治体・年度・指定要件が絞られます。採択も確約されず、入金は後払い。指定・人員・資金繰りを先に整理するのが現実的です。
サービス管理責任者が決まらないまま改修だけ進めている
人員配置基準を満たせないと指定申請で止まります。採用広報は持続化等で整理を検討できる場合あり(要確認)。
空き家活用と施設整備補助を混同している
制度ごとに対象経費・物件要件が異なります。同一経費の重複申請は原則不可。交付決定前の発注も避ける必要があります。
農福連携の「補助金名」だけ聞いて計画がない
農地・加工・販路・就労支援の一体計画がなければ採否は弱くなります。最新の国・自治体公募要領の照合が先です。
3. 活用提案サマリー
社会福祉施設等施設整備費補助金(都道府県・市区町村・年度で変動)
上限額(目安)
事業規模・自治体要綱により異なる(要確認)
補助率等
補助率は要綱確認(1/2〜2/3等の類型あり)
時期・準備
自治体・年度ごと(公募要綱の確認が先)
対象経費例:建物改修、バリアフリー、設備、備品、ICT基盤等(要綱で対象経費が限定される)
空き家・空き店舗活用支援(自治体・国の関連制度)
上限額(目安)
制度・自治体により異なる(要確認)
補助率等
助成率・上限は要綱確認
時期・準備
自治体・年度ごと(物件確定前に制度一覧を確認)
対象経費例:空き家改修、耐震・バリアフリー、活用計画作成支援等
小規模事業者持続化補助金
上限額(目安)
最大200万円前後(類型・特例で変動・要確認)
補助率等
2/3など(公募類型による)
時期・準備
回次ごとに設定(商工会議所様式・GビズIDの準備が先)
対象経費例:WEB、チラシ、パンフレット、看板、地域広告、採用ページ
IT導入補助金(デジタル化・AI導入)
上限額(目安)
枠により最大数百万円規模(要確認)
補助率等
1/2〜3/4(枠による)
時期・準備
枠・締切は年度ごとに更新(登録ツール選定が先)
対象経費例:請求・利用者管理・勤怠・送迎管理などの登録ITツール
農福連携・六次産業化関連(農林水産省系・自治体)
上限額(目安)
事業類型・地域により異なる(要確認)
補助率等
補助率は公募要領で確認
時期・準備
国・自治体・年度ごと(農福連携の事業計画が先)
対象経費例:農地・施設・加工設備、ブランド化、販路開拓、就労支援との一体計画等
障害者雇用・人材開発支援助成金(社労士連携)
上限額(目安)
コースにより1人あたり数十万円規模(要確認)
補助率等
—(定額型が多い)
時期・準備
随時(計画提出・雇用前の手続きが必須)
対象経費例:障害者雇用、有期→正社員化、賃金規定改定、技能研修等
投資の組み立て(例・イメージ)
- ・施設整備:改修・設備を自治体施設整備費補助の要綱に沿って計画(要確認)
- ・持続化:Web・チラシ・採用広報を数十万〜200万円規模でサブ整理
- ・IT導入:請求・利用者管理の登録ツールを別枠で検討
- ・農福連携:国・自治体の最新公募要領で対象を再確認
- ※ 金額・採択は保証しません。同一経費の重複申請は原則不可。
4. 各制度の詳細と就労支援での活用イメージ
★ 施設整備の中心候補
社会福祉施設等施設整備費補助金(都道府県・市区町村・年度で変動)
就労支援・生活介護・共同生活援助(グループホーム)等の新設・増床・改修で検討される類型。自治体ごとに名称・要件・対象施設が異なります。指定申請・人員体制の見通しがない段階での申請は不利になり得ます。
活用イメージ:
- 就労継続支援A/B型の指定基準を満たす改修
- グループホームの共同生活室・バリアフリー改修
- 就労移行支援の実習設備・ICT基盤
物件・低コスト化
空き家・空き店舗活用支援(自治体・国の関連制度)
福祉施設への転用は用途地域・建築基準・指定基準との整合が必須。空き家補助だけで開業費が賄えるとは限りません。施設整備費補助との重複可否は要綱確認。
活用イメージ:
- 空き家を就労支援事業所へ改修する際の一部経費
- 耐震・バリアフリー改修の自治体助成
- 地域包括支援センター等との連携を含む活用計画
広報・Webのサブ
小規模事業者持続化補助金
内装・設備の大型投資には向きにくい。事業所紹介・見学予約・採用広報・地域周知に整理。広報費・ウェブサイト関連費は各30万円上限・単独申請不可など制約あり。
活用イメージ:
- 就労支援事業所の紹介・見学予約フォーム
- 地域名×就労支援のSEO・MEO
- サービス管理責任者・支援員の採用チラシ
DX候補
IT導入補助金(デジタル化・AI導入)
登録ITツール・登録事業者前提。汎用PC単体は対象外になり得る。施設整備費補助等と経費の重複に注意。
活用イメージ:
- 利用者記録・請求・加算管理のクラウド化
- 勤怠・シフト・送迎管理
- 就労支援の工数・実績管理ツール(登録範囲内)
農福連携
農福連携・六次産業化関連(農林水産省系・自治体)
就労支援+農業体験・六次産業化は、福祉指定と農地法・直売所要件の両方を満たす必要があります。制度名・対象は年度で変わり得るため、最新公募要領の照合が必須です。
活用イメージ:
- 就労継続支援+農業体験・加工販売の一体設計
- 直売所・加工場と就労訓練の連携
- 地域ブランド化と就労機会創出の事業計画
採用・定着(開業後)
障害者雇用・人材開発支援助成金(社労士連携)
サービス管理責任者・生活支援員・就労支援員等の定着と連動。転換・雇用前の計画提出、就業規則・賃金台帳・勤怠整備が必要。申請は提携社会保険労務士と連携。
活用イメージ:
- パート→正社員転換と処遇改善
- 就労支援員・生活支援員の技能研修
- 障害者雇用の定着支援コース
5. 事業計画で対象化を検討する経費(例)
| 経費区分 | 想定金額感 | 狙い |
|---|---|---|
| 内装・改修工事 | 数百万〜数千万円(目安) | 指定基準・バリアフリー・安全な支援環境 |
| 就労・生活支援設備 | 数百万円前後(目安) | 就労訓練・生活支援の質と効率 |
| ICT・請求管理 | 数十万〜150万円(目安) | 請求漏れ防止・記録・加算管理 |
| WEB・SEO/MEO・広告・採用 | 数十万〜300万円(目安) | 見学・相談・人材確保 |
| 農福連携(農地・加工等) | 事業規模により大きく変動 | 就労機会と地域産業の両立(要確認) |
| 運転資金 | 6か月分確保が望ましい | 利用者定着前のつなぎ(補助金対象外) |
- 交付決定前の発注は避ける
- 補助対象経費・補助率・発注時期は公募要領で必ず再確認する
- 申請代行費そのものが対象外となる可能性あり
- 運転資金は補助金対象外。融資・自己資金の確保が先
6. 推奨アクションプラン
- 無料相談で事業類型・物件・サビ管等の人員候補・開業希望時期を確認
- 自治体の施設整備費補助・空き家制度の有無を一次確認(名称・年度は要照合)
- 初期投資リストと資金繰り(自己資金・融資)のたたき台
- GビズIDプライム取得(未取得なら最優先)
- 3か年損益・定員・稼働率のシミュレーション(advisor連携)
- 経費を施設整備/持続化/IT導入/農福連携に切り分け
- サビ管・支援員・世話人・看護(必要時)の採用前倒し(jobs連携)
- 指定・消防・建築の段取りと改修スケジュールの整合
- 交付決定前発注を避けるスケジュールに工事・ICT・広告を合わせる
- 事業計画書・見積・人員配置表の整備
- 持続化・IT導入はサブとして様式・登録ツールを並行準備
- 農福連携は国・自治体の最新要領で対象経費を再確認
- 交付申請・実績報告まで伴走(写真・帳票・支払証拠の整理)
- 障害者雇用・人材開発助成金等と連動した定着施策(社労士連携)
- 稼働率・見学数・採用状況のモニタリング
- 次年度の自治体制度・加算改定の継続確認
重要:補助金は後払いです。指定・人員・改修のスケジュールと、自己資金または融資による先払い能力をセットで設計します。 採択・受給は保証しません。
7. 弊所のサポート範囲と料金
自治体施設整備・持続化・IT・農福連携の切り分け(要綱照合)
事業計画書・経費リスト・見積整理の支援
GビズID・電子申請(jGrants等)の段取り支援
採択後の交付申請・実績報告までの伴走
開業計画・指定手続(advisor)・採用(jobs)との一体設計
融資・資金繰りの論点整理(実行は金融機関判断)
料金プラン(補助金・助成金共通)
スタンダードプラン:着手金100,000円(税別)+成果報酬20%(税別)
完全成果報酬プラン:着手金0円・成果報酬率は応相談(20%超)
※ 採択されなければ追加報酬は発生しません。採択・受給は保証しません。
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