
SPECIAL CASE|自動車整備
自動車整備の技人国ビザ|不許可から許可へ。アヌさんインタビュー
2級整備士として働くアヌさん。ご自身で申請して不許可となったあと、東京法務パートナーズ行政書士事務所の支援で許可・更新を得ました。動画と文字起こしが本ページの中心です。入管の案内と、どのような人なら技人国で説明しやすいかの表も掲載しています。
- 自動車整備
- 2級整備士
- 自己申請で不許可
- 再申請で許可・更新
- インタビュー動画
【注意】許可が取得できるかは、申請者様、就労先企業様、過去の申請履歴など様々な要件で決定されるので100%取得できるわけではございません
インタビュー動画(本ページのメイン)
不許可のときの気持ち、社長からの推薦、東京法務パートナーズ行政書士事務所へ依頼した経緯、許可と更新までを本人が話しています。下に質問ごとの文字起こしがあります。企業名・本名は出していません。
チャンネル:外国人雇用とビザ【東京法務パートナーズ】。公開用表示名はアヌさんです。
事例サマリー
| 公開用表示名 | アヌさん(本名・企業名は非公開) |
|---|---|
| 在留資格 | 技術・人文知識・国際業務 |
| 職種 | 自動車整備(2級整備士) |
| 経緯 | ご自身で申請して不許可 → 東京法務パートナーズ行政書士事務所で再申請し許可。その後の更新も取得 |
| 学歴のイメージ | 日本の日本語学校・専門課程で学び、整備の実務経験を積んだうえで2級整備士として従事 |
| ポイント | 整備現場の「作業」と、点検・診断など関連知識に基づく判断を要する業務を切り分け、入管の手引き・例示に沿って説明し直したこと |
この事例が重要な理由

自動車整備は特定技能の対象分野でもあり、「現場で車を直す仕事=技人国では難しい」と相談されることが多い職種です。実際、洗車やタイヤの付け替えのような反復作業が中心だと、技術・人文知識・国際業務の活動には当たりにくい、と入管の不許可事例でも示されています。
一方で入管は、自動車工学を専攻したサービスエンジニアや、自動車整備科を卒業して整備主任者の業務に就くケースを、技人国の許可事例として公表しています。資格の有無だけでなく、どんな判断・指導・管理を担うのかを職務として書けるかが分かれ目になります。
アヌさんの場合は、ご自身で出した申請が不許可になったあとに、業務の切り分けと書類を組み立て直しています。同じ職種でも、説明の仕方と過去の申請履歴で結果が変わり得ます。以下では、インタビューの前に、整備領域で技人国を検討するときの基本を整理します。
技人国ビザで自動車整備を説明するときの基本
技術・人文知識・国際業務(技人国)は、「日本で働く外国人」全般の在留資格ではありません。自然科学・人文科学の知識を要する業務、または翻訳・通訳など国際業務に当たる活動が対象です。整備工場の求人票に「整備士」と書いてあるだけでは、その線引きは伝わりません。
入管が見るのは、職種名より実際に何をしているかです。故障原因の点検・診断、整備計画、整備工への指導、整備主任者としての管理のように、工学的な判断が残る仕事なのか。それとも、決められた手順の付け替え・清掃・洗車が一日の中心なのか。後者だけを技人国として出すと、活動該当性の説明が難しくなります。
学歴・専攻とのつながりも見られます。自動車工学・機械工学、自動車整備科の専門士など、学んだ内容と職務がつながっているほど説明しやすくなります。逆に、整備と関係の薄い学科卒で現場作業だけを担う場合は、技人国より特定技能(自動車整備)の方が実態に合うことがあります。
報酬は日本人と同等以上が原則です。契約書の職務と現場の仕事が食い違う、所属機関の実態が薄い、といった点も、整備に限らず技人国の基本的な確認事項です。許可が取得できるかは、申請者様、就労先企業様、過去の申請履歴など様々な要件で決定されるので100%取得できるわけではございません
入管が示している整備関連の許可・不許可
出入国在留管理庁が公表している許可・不許可事例には、自動車整備に近い例があります。個別案件の結論ではなく、どのような説明だと通りやすいか/通りにくいかの目安です。
許可事例で示されている方向
- 自動車工学などを専攻し、サービスエンジニアとして点検・診断を行い、2級整備士・整備主任者へ進むキャリアが具体的なケース
- 自動車整備科を卒業した専門士が、エンジンやブレーキなど基幹部分の点検・整備に加え、整備主任者の業務に就くケース
- 専攻・資格・配置・将来の役割が、雇用契約と現場の話として一致していること
不許可事例で示されている方向
- パンクしたタイヤの付け替えなど、自然科学・人文科学の知識を要しないと判断された作業が中心のケース
- 洗車、部品の単純な付け替え、指示どおりの反復作業だけが職務の中心になっているケース
- 報酬が日本人より低い、または契約上の仕事と現場が一致しないケース
公表例に似ていれば許可、似ていなければ不許可、という機械的な基準ではありません。同じ2級整備士でも、工場がどんな役割を任せ、それを書類でどこまで書けるかで見え方は変わります。原文は入管の許可・不許可事例(PDF)で確認できます。
2級整備士でも、技人国の説明が足りないことがある
2級整備士は、整備領域の技人国を考えるときの大きな材料です。ただし資格名を書くだけでは足りません。入管の許可事例でも、資格は「点検・診断や整備主任者の業務とセット」で出てきます。資格があっても、一日の大半が単純作業なら、活動該当性の説明は弱くなります。
自己申請で不許可になりやすいのは、次のような組み立てです。求人票の「整備全般」をそのまま転記する。現場の作業一覧を長く書く一方で、判断・指導・管理の部分が薄い。不許可のあとに、ほぼ同じ職務記述で出し直す。アヌさんのインタビューでも、当時は要件に即した書類や理由書の準備が足りなかった、と事務所側が説明しています。
再申請では、実際の配置を聞き直し、どの業務が工学的知識を使うのかを切り分ける必要があります。工場側の組織(誰が診断し、誰が作業し、誰が完成検査や主任者業務を見るか)が曖昧なままだと、個人の資格だけでは補えません。
整備工場側で先に決めておくこと
本人の学歴・資格だけを整えても、受入企業の説明が空洞だと通りにくくなります。申請前に、少なくとも次を社内で具体化しておくと、技人国と特定技能の選択も早くなります。
- 任せる仕事の中心 点検・診断、見積、整備計画、後進指導、整備主任者業務など、判断が残る部分の割合。
- 任せない仕事の切り分け 洗車、タイヤ交換、部品の付け替えだけを主務にしない。特定技能の現場作業として出すなら、その枠で設計する。
- 専攻・資格との対応 なぜこの人にその判断を任せるのかを、学歴・2級整備士・実務経験で一文にできるか。
- 報酬と契約 日本人同等以上の報酬、雇用契約の職務と現場の一致、所属機関の実態。
- 過去の申請履歴 不許可や差戻しがある場合は、何が足りなかったかを残し、同じ説明を繰り返さない。
東京法務パートナーズ行政書士事務所では、この切り分けから無料で相談できます。インタビュー後半で触れているとおり、許可は入管の判断であり、依頼すれば必ず取れるものではありません。
インタビューの文字起こし
公開用の日本語字幕を、質問ごとに読みやすい会話へ整えたものです。言い淀みは除いています。秒数は動画の該当箇所です。英・中・越・ネパール語は動画の字幕トラックをご利用ください。
【注意】会話の中に「絶対に紹介します」「許可率は比較的高い」などの発言があります。許可が取得できるかは、申請者様、就労先企業様、過去の申請履歴など様々な要件で決定されるので100%取得できるわけではございません
なぜ日本で自動車整備の仕事を選んだか 1:36
- 聞き手
- なぜ日本で、自動車整備の仕事をしようと思いましたか。
- アヌさん
- ネパールにいた頃から自動車に興味があって、やってみようと思いました。
日本での学びと2級整備士 1:58
- 聞き手
- 日本ではどんな勉強をされ、どんな資格を取られましたか。
- アヌさん
- 日本語学校が2年、専門学校が2年、自動車整備の学校が2年です。
- 聞き手
- 資格は、自動車整備士の2級ですか。
- アヌさん
- 2級です。
自己申請が不許可になったときの気持ち 2:25
- 聞き手
- 技人国ビザの申請が、一度不許可になったと思われます。そのときは、どんな気持ちでしたか。
- アヌさん
- ちょっと焦りました。自分で書類を作って、通ると思って申請したら、落ちてしまいました。
不許可になった理由 2:49
- 東京法務パートナーズ行政書士事務所
- ビザ申請は難しく、ご本人で通ることもあります。ただ、過去の事例や法律に即していないと、不許可になります。当時は、要件に即した書類や理由書の準備が足りなかったのだと思います。
事務所に相談した理由 3:20
- 聞き手
- 不許可のあと、東京法務パートナーズ行政書士事務所に相談しようと思ったのは、なぜですか。
- アヌさん
- 社長が調べて、東京法務パートナーズ行政書士事務所が見つかりました。話して、お願いしました。これならできると思い、お願いしました。
許可が出たあとと、社長の推薦 4:00
- 聞き手
- 再度の申請で許可が出たときは、どんな気持ちでしたか。
- アヌさん
- 取れて、本当に良かったです。お願いしてよかったと思いました。一度自分で申請して落ちたので、プロに任せようと思いました。
- 聞き手
- 会社の社長からも、言われているわけですね。社長からもご推薦をいただいています。
友人が困っていたら紹介するか 4:53
- 聞き手
- 友達がビザで困っていたら、東京法務パートナーズ行政書士事務所を紹介したいと思いますか。
- アヌさん
- 友達がいれば、絶対に紹介します。先生は注意深くて、経験があるからです。
許可は100%ではない 5:37
- 東京法務パートナーズ行政書士事務所
- ビザ申請は最終的に入管の判断です。100%取れる、ということは決してありません。ただ我々は、代表が金融機関で経営企画と与信審査をしてきた経験から、企業の定性・定量の分析から入ります。その会社で今必要なポジションと、採用したい人材のキャリアまで整理します。そのうえで推薦書を出します。就労許可の許可率は、比較的高いと考えています。
日本で専門的な仕事をしたい外国人材へ 6:32
- 聞き手
- 日本で専門的な仕事をしたい外国人材の方へ、伝えたいことはありますか。
- アヌさん
- 日本には仕事がたくさんあります。頑張れば、ビザが取れないはずはありません。
- 東京法務パートナーズ行政書士事務所
- 本日はお時間をいただき、ありがとうございました。ぜひ、日本で長くご勤務いただきたいと思います。
自動車整備で技人国を説明しやすい人/厳しい人
下表は入管が公表している許可・不許可事例と、整備現場でよくある相談を整理した目安です。該当すれば許可、外れると不許可、という機械的な基準ではありません。
説明しやすい(相対的)
| このような人 | 理由の目安 |
|---|---|
| 自動車工学・機械工学などを専攻し、点検・診断など判断を要する業務に就く人 | 入管の許可事例では、サービスエンジニアとして点検・診断を行い、2級整備士・整備主任者へ進むキャリアが示されています。 |
| 自動車整備科を卒業した専門士で、基幹部分の点検・整備に加え整備主任者の業務に就く人 | 専門学校卒の許可事例として、エンジンやブレーキ等の基幹部分と整備主任者業務がセットで示されています。 |
| 2級整備士の資格があり、指導・監督や整備主任者を見据えた配置が会社側で具体的な人 | 資格名だけでは足りませんが、専門知識を使う役割と、将来の配置が説明できると活動該当性を示しやすくなります。 |
| 日本人と同等以上の報酬で、雇用契約・職務記述・実態が一致している人 | 報酬が日本人より低いと不許可例があります。契約書と現場の仕事が食い違うと、説明が通りにくくなります。 |
取得が厳しい(相対的)
| このような人 | 理由の目安 |
|---|---|
| 洗車、タイヤ交換、部品の付け替えなど単純作業が中心の人 | 入管の不許可例では、パンクしたタイヤの付け替え等は自然科学・人文科学の知識を要しないと判断されています。 |
| 専攻・資格と職務がつながっていない人 | 整備以外の学科卒で現場作業だけを担う、または資格のないまま単純作業に就く場合は、技人国の説明が難しくなります。 |
| 特定技能の自動車整備と同じ現場作業を、技人国として出す人 | 現場の幅広い整備作業が中心なら、特定技能(自動車整備)の枠組みの方が適することがあります。 |
| 過去に不許可となった説明を、ほぼそのまま再提出する人 | 不許可の論点を整理し直さないと、同じ判断が繰り返されやすくなります。本件も自己申請のあと、業務の切り分けをやり直しています。 |
| 報酬が日本人より低い、または会社の実態と申請内容が合わない人 | 同等報酬や所属機関の実態は、技人国の基本的な確認事項です。 |
※表は一般論です。許可が取得できるかは、申請者様、就労先企業様、過去の申請履歴など様々な要件で決定されるので100%取得できるわけではございません
入管(出入国在留管理庁)の案内
自動車整備と技人国の関係は、事務所の解釈だけでなく、入管が公開している資格案内・明確化資料・許可不許可事例で確認できます。申請前に公式ページもご覧ください。
- 在留資格「技術・人文知識・国際業務」(出入国在留管理庁)
対象活動、在留期間、提出資料の公式案内です。
- 「技術・人文知識・国際業務」の在留資格の明確化等について
活動該当性、契約、学歴・実務、報酬などの考え方が整理されています。
- 許可・不許可事例(PDF)
自動車工学専攻のサービスエンジニア、自動車整備科卒の整備主任者など、整備関連の例示があります。
- 特定技能(出入国在留管理庁)
自動車整備分野の現場受入れは、特定技能の案内もあわせて確認してください。
現場作業を広く任せる受入れは、特定技能(自動車整備)のページもあわせてご確認ください。
整備工場で外国人を採用したい/不許可のあと再申請を検討している企業様へ
職務の切り分け、資格と配置、特定技能との選択から無料で相談できます。
特定技能(自動車整備)との切り分け
同じ工場に、技人国の2級整備士と特定技能の現場人材が並ぶことはあります。問題なのは、特定技能で担う現場作業を、技人国の職務として出すことです。日常の点検整備を広く任せる受入れは、分野試験・日本語・支援体制が整った特定技能(自動車整備)の方が実態に合うことがあります。技人国は、点検・診断や指導・主任者業務など、知識に基づく判断を中心に説明できるときです。迷う場合は、先に一日の仕事の内訳を書き出してください。
| 観点 | 技人国 | 特定技能(自動車整備) |
|---|---|---|
| 向く仕事の目安 | 点検・診断、指導監督、整備主任者など、工学的知識に基づく判断・管理 | 日常の点検整備を含む、分野で定められた自動車整備の業務 |
| よくある入口 | 大学・専門士の専攻と職務の関連、国家資格、キャリアプラン | 分野試験・日本語、技能実習からの移行など |
| 案内 | 技人国ガイド | 特定技能・自動車整備 |
よくある質問
Q. 自動車整備でも技術・人文知識・国際業務ビザは取れますか?
A. 現場の単純作業だけが中心だと難しい場合があります。一方で、自動車工学等の知識を用いる点検・診断、整備工への指導監督、整備主任者としての業務など、入管が例示する専門業務として説明できる場合には許可の余地があります。個別事情により、取得できるとは限りません。
Q. 2級整備士の資格があれば許可されますか?
A. 資格は大きな材料ですが、それだけでは決まりません。専攻・職務内容・報酬・会社の実態・過去の申請履歴などを総合的に見られます。
Q. 特定技能と技人国のどちらですか?
A. 日常の整備作業を広く担う受入れは特定技能(自動車整備)が適することがあります。点検・診断や整備主任者など、専門知識に基づく判断・管理が中心で、学歴・資格との関連を示せる場合に技人国を検討します。切り分けは個別に確認してください。
Q. 自分で申請して不許可になりました。同じ内容で出せますか?
A. 同じ説明のままだと、同じ判断が繰り返されやすいです。不許可の理由を踏まえ、業務の切り分けと書類を組み立て直す必要があります。本件も自己申請の不許可後に再整理しています。
Q. 依頼すれば必ず許可されますか?
A. 許可が取得できるかは、申請者様、就労先企業様、過去の申請履歴など様々な要件で決定されるので100%取得できるわけではございません
Q. 整備主任者になる予定がまだない場合は、技人国は出せませんか?
A. 主任者になれなければ即不許可、という機械的な線ではありません。ただし入管の許可事例では、点検・診断や整備主任者業務とセットで説明されています。いまの配置で判断・指導がどれだけあるか、将来の配置が会社として具体的かを整理する必要があります。
Q. 留学生のアルバイト整備を、卒業後そのまま技人国にできますか?
A. 資格外活動の作業内容を、そのまま技人国の職務に移すのは危険です。卒業後は、専攻・資格と、判断を要する業務の対応を改めて組み立てます。現場作業が中心なら特定技能も比較してください。
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電話:070-8398-4144(平日 9:00–18:00)
東京法務パートナーズ行政書士事務所

